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Showing posts from December, 2020

辛い一年だったことを書き散らす

もうすぐ一年が終わり、新しい年に変わる。 その前に思いのままに書き散らしておこうと思う。 ライフステージの変化と心の変化 多分、何より辛い事態を作り出していたのは、自身のライフステージの変化に対して気持ちが追いついていなかったということだと思う。 ざっと書き出してみると、次のような感じ。 ・家庭では今が一番子育てでしんどい時期であり、夫婦(や周囲の人々)の力を合わせて乗り越える必要のある時期にある ・従来から、天才肌とは言えず、努力で困難を乗り越えてきたが、要領がいいわけではないので人より時間を費やすことで対処してこれたと思っている ・学生の頃や社会人になってからのことなどを見返しても、常に一定の特別待遇をされてきていて、自分はそれに値する人間だという気持ちがある ・これまでの成果が認められ新しい役割を期待されている 要するに、これまで、努力であれこれすることにより高い成果・成績などが上がり、結果として高い評価を受けることが長いこと続いていて、それが自分にとって当たり前だった。そして新しいチャレンジにも同じような取り組み方で対応して高い成果を出したい......が、一方でライフステージの変化で別の場所においても時間や努力を求めれている、という状況。 何かの育児系雑誌に書いてあった雑なフローチャートのような簡易占いでは、仕事も子育ても全力!......そんなあなたはいずれ立ち行かなくなります。と出ていたのだけれど、奇しくもその占いが現実に適合している。 もちろん、徐々に気持ちは落ち着いてきていて、この変化の早いIT業界でキャッチアップできなくなったら役立たずになってしまう、これまで自分が築き上げてきた信頼を失うことになりかねない、などという不安感も、ないではないけれど、だいぶ和らいではいる。 とはいえ、活躍している同期や後輩、あるいは知らない他人の記事、お客様......色んなものに触れるたびに少し疲弊するような部分は、ないとは言えない。 この辺りはそもそも焦燥に駆られてしまうのは不健全なのでそもそもSNSを見ない、時間を制限する、ニュースによるインプットを絞るという制御や、キャッチアップする領域を限定してそれ以外については見かけたらチラ見する程度の関心のレベルに抑える、などすることで、気力・体力の消費を節制した。 これで解決した、かのように思えた。 それでも隣の芝は

Reading: 質問力−話し上手はここがちがう

質問力向上プロジェクト?第三弾、ということで、三冊目。 これが一番良かった。多分読む順番も良かったかもしれない。 茂木さんのが個人の体験・主観の話、博報堂クリエイティブプロデューサーのがHow toの話、そしてこの本は質問力はなにかを例を通して示してくれる。 日本人はたいてい話が終わったところで質問を考えるので、すぐ手を上げる人はいないのが普通だ。 (Kindle Locations 180-181) これは割と序盤の内容。残念なんだけど、これは、自分だと思った。というか、聞いて、咀嚼して、それから大抵は自分に質問し、わからなければ調べている。だから、質問して本人からもっと引き出す機会を逸している。もったいない。 メモの取り方としては次のような感じ。 * 相手の話を青 * 大事なところを赤 * 自分が感じたこと(主観)は緑 * 質問は頭に「?」をつけて緑 * 聞きたい質問の聞きたい度合いに合わせて二重丸など印を変えてグレードをつける 今話している表面のテーマに一見関係ないようでも、ある角度を付ければ、関係する過去の経験が出てくる。すると話題に奥行きが出てくる。相手が持っている主観的な世界に対してこちらがおもしろいと感じて質問すると、相手は「そう言えば」と言ってあれこれ思い出す。 (Kindle Locations 321-323) そしてそういったコミュニケーションを引き出す力を著者は「質問力」と言っている。 直後に紹介されている『谷川俊太郎の33の質問』がとても面白い。 仲畑さんの質問は「あなたがいいと思うコピーを10個書いてください」というものである。仲畑さんによれば、この答を聞いただけでだいたい能力がわかるというのである。(中略)そもそもコピーを10個あげられない人がいれば、勉強不足である。(中略)たとえばお菓子業界のコピーだけをあげてくれば、その人は非常に片寄った勉強をしていることになる。 (Kindle Locations 395-414) これも面白い。業界によって、本や映画、人物など応用も効くと紹介されている。 座標軸を技化することは非常に重要である。一回見ただけではあまり効果がないが、いつも自分の質問を座標軸にあてはめてチェックする習慣をつけておくと、質問を発する時に座標軸が自然に頭の中に浮かんでくるようになる。すると、「ああ今は右下をやってしまった

Reading: 博報堂クリエイティブプロデューサーが明かす「質問力」って、じつは仕事を有利に進める最強のスキルなんです。

DAY1 「自分に対する質問力」を磨く クエスチョン・メモを作る。文章の頭に「?」をつけてすぐ質問だとわかるようにする。質問を見返すと、自分の質問のレベルがわかる。『知りたい』『理解したい』という欲望が強まることで、はじめて『質問』を思いつく力がついてくる。 →これを見ていて、理解する前提で話を聞くよりも、質問をする前提で話を聞いた方が、結果的に理解が進むのかも、なんて思えた。 (特に自問自答系の場合は)質問の先に解決策や展望があることが大事。WhyからHowに質問を切り替える。何かを忘れてしまったとしたら、どうしたらそれによって起きたトラブルを復旧できるか、どうしたらそれを将来的に防ぐことができるかなど。うまく組み合わせて使うと良い。 質問の源泉は好奇心。もっと知りたいという気持ち。 DAY2 「聞く姿勢」を磨き上げる 共通の話題に関する質問でアイスブレイクすることで打ち解ける速さが格段に上がる。 DAY3 「質問の型」で的確な答えを導く 尋問になることを避けるため、同じ話題を深掘りする。深堀りも連続すぎるとしつこく感じるので3回を目安に。 アクションに結びつけるための質問として、現状を聞いて、理想を語らせて、その上で、必要なギャップを埋めさせるという方法がある。重い質問なので回答に時間を要するが、安易に助け舟を出さず相手の言葉を待つ。 現実を語らせた後だと理想を語りづらくなる。そういうときは「もし、何の制約もなかったら」などの枕詞で補う。 質問の仕方の起承転結を意識する。慣れないうちは指折りしながら起承転結に触れながら質問できてるかを自分で確認する。 起:何について質問するか、前提などについて言及する 承:質問内容を示す 転:自身の見解や疑問点を述べる 結:質問で具体的に答えが欲しい内容を改めて尋ねる →これは実践してみると面白そう。 質問は長くなると答えが緩くなる。20秒以内を目安にする。3つあるとき、3つの質問を一気に投げかけない方がキレのある答えがもらいやすくなる。 DAY4 「裏質問」で相手の本音を引き出す 本音を引き出す質問として「投影法」を意識する。「一般論として」というのをつけて質問する。ただし、回答者が投影しやすい一般論でないと効果が薄い。(男性に対して女性一般のことを聞いても投影は起きにくく、自身の知識の範囲などから分析しての回答となってしまう

Reading: 最高の結果を引き出す質問力 その問い方が、脳を変える!

最近仕事仲間が講演をした。自分も聴講者の一人。 お決まりの質問コーナー、質問者は一人もおらず、司会者が2, 3の質問を尋ね、最後にあまり関係のない筋の質問が出て終わる。 これに対して、仕事仲間の彼は、質問がないことは実質的にフィードバック0ということだから悲しい、と話していた。 自分も聴講していたので他人事ではない。 改めて振り返ると、自分は自覚している範囲では質問する力は必ずしも高くないと思っているので、この機会に、一般的に言われている内容程度は抑えて、底上げしておこうと思ったのがきっかけ。 人の話を聞くにあたっての次のようなちょっとしたTipsもあった。 「人の話は自分の中心を外さないで聞く」  大事なのは、「自分とまったく同じように感じてくれること」ではなくて、「自分の話をよく聞いてくれるけれども、自分とは違う存在がいること」なのではないでしょうか。  * 世界には「問題を解いた人より問題を提起した人の方が偉い」という考え方がある * 疑問と質問は違う。疑問は感情としてモヤモヤと違和感を感じる力、質問は論理的に具体的な解決につながるように提案する力 悪い質問の例: * 正解を直接求める * おススメを聞く * 相手に同意を求める * 相手を問い詰める * どちらかを選ぶ 良い質問の例: * 空気を変える * 相手の経験を聞く * 好きなものを聞く(おススメと対比的に) * 本心に気づかせる * 自分の生き方を問う 良い質問の例はちょっとわかりづらい。 自分の生き方を問う、については、著者の茂木さんが自分で感じた経験談を書いてる。 「マーケット」(=ここでは求められる「常識」のようなものを指してる)に合わせすぎると疲れてしまうということで、自分が心地よく生きられるのはどんな生き方か、を自分に問い、一息つける瞬間を見つけるのだ、という話でこの節は結び。 良い質問をするためのキーワード: * 時間「今」 * 目的「なにがしたい?」 * 手段(方法)「どのようにすれば」「どうやって」 * オールマイティーなキーワード「少しだけ」 質問力を高めるアクション * お茶を飲む(=雑談をする場を設ける) * 思考をアウトプットする(=観察能力をあげる) * 繰り返す(=質問を繰り返す、深掘りする) * 正直になる(=感情を認識する、自分の不測点を正しく認識する) * 欠点を指

Windows ServerへのGPU設定関連の手順

クラウド上のWindows Serverを入れたベアメタルサーバーを払い出してGPUを設定することになった。 久しぶりで少しばかり手間取ったのでメモを残す。 そもそも何をしたらいいんだったかな、CUDAのツールキット入れるんだったかな?という朧げな状態だった。 次のドキュメントが、ドライバーのインストールから確認までクリアになっていてよかった。 GPU ドライバのインストール  |  Compute Engine ドキュメント  |  Google Cloud cloud.google.com GPUドライバーはここから取得する。 Download Drivers | NVIDIA www.nvidia.com そして、インストール後に次のファイルを実行してインストールされているドライバーが認識されていることを確認する。 C: \Program Files\NVIDIA Corporation\NVSMI\nvidia-smi.exe Sat Dec 05 17 : 39 : 17 2020 +-----------------------------------------------------------------------------+ | NVIDIA-SMI 452.39 Driver Version: 452.39 CUDA Version: 11.0 | |-------------------------------+----------------------+----------------------+ | GPU Name TCC/WDDM | Bus-Id Disp.A | Volatile Uncorr. ECC | | Fan Temp Perf Pwr: Usage/Cap | Memory-Usage | GPU-Util Compute M. | | | | MIG M. | | ===============================+=====================