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Showing posts from June, 2022

昔を振り返る

知人からの紹介を受け、現大学3年の学生さんと1on1をした。 自分が話したことをメモしておく。 ゼミ活動について 過去にしたことを話した。 当時考えていたことは、特に前半は、いかに効率的に学習を進められるかということ。 それから、怠惰は罪、ということで、懐事情が厳しいメンバーの実情を理解した上で、遅刻したら課金が発生するような制度を運営していたことを思い出す。 そして、それは思い返すと誤りだった、という話をした。 その当時、指導教授から「勉強は一人でもできるがチームでしかできないこともある」といった趣旨のことをコメントとしてもらっていた。 ただ、それが当時は腑に落ちておらず、期限通りに進めてこない人の存在に苛立ちを覚えたりしていた気がする。 課金についてもそう。有名な話で、保育園のお迎えに遅れる母親たちをどうにかしたい思いから課金制度を導入したところ、お迎えに遅れる人はむしろ増えてしまったということがあったというのは有名。 内発的動機付けと外発的動機付けの話で、課金が発生させられる場合、逆にお金を払えばいい、という気持ちになってしまって、間に合うか間に合わないかという状況の時に急がずお金を払って解決するという方向に進んでしまったのだとか。 ゼミ活動はコミュニティ活動の一種で、その中には必ずと言っていいほどやる気のある人もいればやる気のない人もいて、自分の思う通りには必ずしも動いてくれないというのが現実だと今ならよくわかる。 それを前提にすれば、そのような引き締めではなく、来てくれるとどう助かるのか、どうしてそのような協力が必要なのか、などについて滔々と話すのがとるべき道だったのだろうなあと思う。 メンバーがうまくついてきてくれない感じがする、ということで、自分の意見が通りやすい状況になってしまっている(メンバーが無関心、同じレベルでの関心を持っていない)という話も出た。 そこについては、心理的安全性の話と裸で踊る男の話をした。 メンバーが心理的に、現在のコミュニティの中で安全だと感じることができていないかもしれないので、そういう観点で改善できることはないか探ってみるのは大事だという話。 それから、裸で踊る男の話は、どうにか協力を引き出そうとしても実は結構難しいので、引き出すのではなく、思わず参加したくなるように仕向けるのが必要かもしれないという話をした。 コミュニテ