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Showing posts from 2020

そしてTodoistをやめてStudy Plannerを使い始める

Trello → Todoist → Study Planner(今ここ) 9月中盤以降から忙しさが盛り上がってきて、徐々にタスクの消化率が悪くなってきていた。 Todoistにはだいぶ慣れてきたつもりだったものの、積み上がったタスクと期限をうまいこと消化できず、それがプレッシャーになってしまっていた。 多分、積むタスクの単位が大きいとか、あとは作業見積もりがうまく盛り込めていないとか、前日からの積み残しをキャリーオーバーしてしまうことでその日に本当にしなければいけないことがわからないとか、そういう感じになってしまったのだと思う。かっこ悪いんだけどまあ、仕方がない。 とはいえ、それをずるずると引きずるわけにもいかないので、打開策を検討していた。 それで、先月の中頃から、たまたま文房具屋で出会ったStudy Plannerを使い始めてみている。(Todoistは完全にはやめず、一定の繰り返しタスクだけ残す低レベル運用に切り替え) キャンパス スタディプランナー 勉強のスケジュール管理に|コクヨ株式会社 キャンパスから勉強のスケジュールを管理するツール「スタディプランナー」が登場。スタプラ専用罫線入りルーズリーフが4種類。勉 www.kokuyo-st.co.jp まず、このアイテムは中高生がメインターゲット。それをわかってて買った。 多分、自分はタスク管理の能力がまだまだ発展途上というか、結構レベル低いんじゃないか、という気持ちになっていたりする。 そう考えたとき、これを見て、中高生向けにデザインされているこれだったら、自分でももしかしたらうまく使えるのでは?!と思い使い始めている。 これは勉強計画を立てるためのものだけど、今はタスクのちょっとした管理と実績の処理に使ってる。 前日に明日やることなんかを列挙して、掛け持ちしているプロジェクトごとに見出しの部分を変える+蛍光ペンで塗る。 そんで、今日の目標とか、あと雑多なタスクをメモ欄に書いて、あとは実働に合わせて蛍光ペンの色でタイムスケジュールを塗るという感じ。 とりあえずはデイリータイプにしているけど、ウィークリータイプやバイウィークリータイプもあるので、デイリータイプのを全部使い果たして満足いかなかったらそっちに遷移していくというのもありだと思ってる。 だいぶ昔にタスクシュートをやろうとしていたことがあって、久しぶ...

IPO(Input, Process, Output)とNext Action

Discordで友人らと話している中で出てきて自分なりに整理できていると思ったので書く。 IPO(Input, Process, Output)のどれが足りないのかを把握するためのマインドとの紐付けの話。 * 何をしたいかわからない:インプット不足、誰かに話を聞いたり本を読んだりしてといった刺激のスイッチを探す * やりたいことがあるのにできてない:時間が足りないかあるいはやり方がわからないならヘルプを依頼する * 自分が何しているかわからない:書き出すなどの整理が必要なので紙なり記事なりに書き出してまとめる * 何もしたくない:休憩が必要な場合もある、そうではなくてやる気が出ず、しかしやらないといけないときにはエンジンを温める意味で、頭使わなくてもできる小さいタスクに分割して進捗を出してみる これを書いていると、Career DynamicsでEdgar Scheinが語っていた難しさの種類の話を思い出す。 難しいと感じる時は、次のどれかだと分類していた。 * 量が多くて難しい * 自身のポリシーや心情などに反していて難しい * 何をしたらいいか分からなくて難しい ここまで整理できれば、量が多くて難しいときはヘルプを頼むか時間をもらうかして単位時間あたりの量を減らすなどすればいい。上で言うところのやりたいことがあるのにできてない、に該当しそう。 自身のポリシー等々の問題の場合、それがどうしても超えられないなら他の人にお願いするしかない。これは上で言うところにはマッチしない新しいものと言えそう。 何をしたらいいかわからない場合は、情報をもっと入手したり書き出したりといったIn/Outの不足。これは、何をしたいかわからない・何をしているかわからない、という上のIn・Out部分に該当しそう。 何をしたらいいかわからない部分は整理されれば、他の難しさに分類されるか、あるいは状況がクリアになって難しさがなくなるはず。

ステークホルダーとのインターナルコミュニケーションとBANTフレームワーク

チームでの活動時に、自社の上位マネジメントと活動状況を握れているかどうか、はチーム活動としても重要だし、人事上の評価としても重要になる、という話が上がった。 背景はお客様への提案活動の最中(=Selling Phase)。 BANTというフレームワークを教えてもらった。 Budget: 予算は確保できそうか? Authorization: 意思決定者と握れているか? Needs: ニーズ(必要性)はあるのか? Timeline: 今やらないといけない明確な理由ある? BANTに沿って上位マネジメントに報告するとわかりやすい上、確かな仕事の取り回しをしていると周りから見て安心感があるとのこと。 その上で、状況が見えない場合のその依存先はどこなのか、どこにリスクがあるのか、さらにはそこに対してどんなアクションを取る予定かや必要な要件は何か、などを明確にするとなお良いとのこと。 もちろん、これだけに限らず、競合先との提案状況を比較してどうか、という部分も重要になる。 適当に検索してみると、どうやらこのフレームワークはIBMが作ったものらしい......60年前に。(!) The BANT Framework For Qualifying Prospects and Leads IBM created the BANT framework as a simple way to qualify the www.propellercrm.com Do We Need to Update the BANT Framework? The BANT framework may be decades old now, but its main princ www.copper.com

個人タスク管理をTrelloからTodoistに切り替えた

この記事の前提となっている話はこちら。 『エンジニアのための時間管理術』を読んだ後のタスク管理とTrello 最近『エンジニアのための時間管理術』を読んだ。いろいろな影響で自分がいっぱいいっぱいになってることに気づいて、もうそろそろ blog.tkhm.dev Trelloで個人タスクを管理し始めてから1か月経つか経たないかのうちにTodoistに移行したのでその記録を残す。 Trelloでのタスク管理の成熟 Trelloでタスク管理をして1か月が過ぎた頃の話。 順調にTrelloを使いこなし、ちょっと不便だなと思いつつも運用でカバーしながら楽しく過ごしていた。 ちなみにちょっと不便と思っていたところとその対処は次の内容: Case1:Card Repeaterで指定のタイミングごとにCardのコピーをさせると、その当日にならないとタスクボリュームが読めず困った 対処:1. 実際にリピートしたい日の前日に、「明日やること」というリストにコピーさせる、2.「明日やること」にあるものを当日の12:03に、「今日やること」というリストに全て移動させた。時間がぴったりではないのは、何度か動かしている中で、1-2分ほど実行されるまでにラグがあり指定時間より早いor遅い時間に実行されることがあったため Case2:Card Repeaterで明日やること、として指定したものの、Repeatしているカードに自動で期限がセットされるわけではないので、Calendar Viewで見たときには期限がなくCalendarで見れなかった 対処:1. 単に「明日やること」に移動された(Added)ではなく、「明日やること」に作られたら(Created)期限を明日にする、にした。具体的なButlerの設定結果もついでに貼っておく。 when a card is created in list "明日やること" , set due tomorrow といった感じで、これって一種のビジュアルプログラミングなのかな、とぼんやり感じながら、Trelloの画面をポチポチとしていた。 Trelloでの回数制限と移行 そしてTrelloでのタスク管理に慣れてきていたある日の日付が変わった頃にTrelloを見ると見慣れない警告と、「明日やること」にあるべきタスクのチケットがない状態に...

『エンジニアのための時間管理術』を読んだ後のタスク管理とTrello

最近『エンジニアのための時間管理術』を読んだ。いろいろな影響で自分がいっぱいいっぱいになってることに気づいて、もうそろそろこの詰まった感じがどこかに影響を与えてしまうと感じたから。 この書籍は少し古い(原著は2003年)けれど、まだまだ今でも使えるアイデアが豊富だった。書籍が謳う6つテーマだけ先に出しておく。 1. タイムマネジメントに関するものをすべて 1 か所にまとめる。 2. 今取り組んでいることに頭を使い、それ以外のことには外部ストレージを使用する。 3. 定期的に行うことに対しては日課(ルーチン)を定める。 4. 習慣やモットーを身につけることにより、事前に決断を下す。 5. プロジェクトタイムでは集中力を維持する。 6. これらのツールを仕事以外の時間にも応用し、日常生活を改善する。 ということで、これを実践するべくTrelloのボードを使い始めていて、そういえばこういう実例って意外とネットに転がっていないなと思い、公開してみることにした。(一部プロジェクト固有の情報や個人名、あるいはぼく自身を特定しうる情報は黒塗りにしました) まず、カラム(リスト)は次の7つにしている。 * 今日やること * 明日やること * プロジェクト1 * プロジェクト2 * その他のプロジェクト * 長期目標 * 繰り返し項目 ここには、会社関連のタスクも個人的なものも入っている。そして主要なミーティングもタスクも全て入っている。 (=1. タイムマネジメントに関するものは、と6. これらのツールを仕事以外の時間にも応用) 今日やること、明日やることのあたりは優先順位の兼ね合いで後から足した。主要な業務領域ごとにカードを溜めるスペース(パーキングロット)を作って、今のところは期限が近づいている内容を元に今日やること、明日やることに移して作業し始めている。 また、長期目標の設定も大事さに解かれていたのでひとまず思いついたものを書いてみたけど、ここの運用はまだ検討の余地がありそう。 (=2. 今取り組んでいることに頭を使う) 繰り返し項目には、定例や勤怠管理、いつやってもいいけど定期的にやらないといけない雑務(デスクトップを綺麗にしたり、未精算費用を生産したり)を登録した。 TrelloのPower-Upsの一つにCard Repeaterという名前の、週次・月次・年次などで特定...

JFRのDumpをGraalVMで可視化する

JFRのDumpをGraalVMで確認する。 どうやらJMXでコンテナ内のアプリに直接繋いで云々というのはちょっと通常やることではない雰囲気を覚えた。 で、だとしてもパフォーマンスチューニングはしたい。 となれば、JFRの記録をとって、それをなんらかの方法で可視化すれば良いということになる。 JFRの記録の方は簡単。 おなじみjpsでプロセス番号を調べて(e.g. 6798)、 jcmd 6798 JFR.start とする。 そして、 jcmd 6798 JFR . dump name= 1 filename= dump .jfr なんてやればその時点までの記録がファイルに残る。 問題は可視化の方法で、以前にJFRをローカルで動かして、そのプロセスに対してGraalVMが接続してなんらか確認、なんてことはした。 で、ローカルファイルの場合は?というのが今回のお題。 結論としてはこちらも簡単だった。プラグインインストールが必要という点だけわかれば後は簡単。 次の記事を参考に、GraalVMを起動後、Toolから”VisualVM-JFR”と”VisualVM-JFR-Generic”を選ぶ。 JDK Flight Recorder Support in VisualVM - graalvm - Medium  https://medium.com/graalvm/jfr-support-in-visualvm-62fddd4f0795 これでインストールが完了して再起動をかけると、左にJFR Snapshotsと出るようになるのでダブルクリックで開いて先ほど記録したJFRのファイルを読み込ませてあげれば良い。 (ブログ記事を流し読みした時、え、手元のGraalVMにはJFR Snapshotsなんてないんだけど……とちょっと焦った) ちなみに、拡張子は.jfrでないと選べない。この記録を残している時、まさにまんまとjfr.dumpなんて名前で記録していたものだから選べなくてrenameを強いられた。

雨の日をハレにする

憂鬱な湿った空気 朝起きて、目が覚めて、雨模様の空を見るとガッカリする。 特に、子持ちである自分の立場では、この天気の時点で行き先がかなり限定され、他にも行き先が限定された人たちで溢れたそのそれぞれの場所は、湿気でムワッとしていて、それを想像すると、より一層鬱屈な気持ちにさせられる。 多分、同じ気持ちの子持ちの人は、少なくないのではないかと思っている。 水の中の砂 そんな様相に、近頃我が家では変化が起きた。 妻が子供のために、長靴とレインコートを買ったのだった。 我が子は、かけてあるレインコートを見ては「今日はこれ、着ていく?」と問いかけてくる。 もちろん、毎度答えはNoだったのだけど、この雨の日、今日ばかりは違う。 おろしたてのレインコートと少しぶかぶかの長靴を身に纏ってはしゃぐ。 自分だけ傘があってはなんなので、同じくレインコートをかぶって一緒にでかける。 水たまりを見つけると、初めは恐る恐るだったけれども、2つ、3つと飛び込むうちに楽しくなって、 道行く先にあるあらゆる水に飛び込んではしゃいでいた。 これだけ楽しそうに過ごしているのだから、買った甲斐があったというものだと思う。 この一連のジャンプして水たまりに飛び込む様子の中で、水の中にある砂の動きに少しワクワクした。 飛び込んだ瞬間にふわっ、と砂が水の中に広がって、その後にしゅーーーっと散って、落ち着いていく。 水たまりをわざと踏む大人なんてそうそういないから、そんな素敵な瞬間を見る機会はずっとなかった。面白い発見だったなあ。 昔に人伝に聞いた、横浜ランドマークタワーを紹介する係の方の話を思い出す。 雨の日の展望台は眺めがいつもと違い、一面雲に覆われて下界が見えない。がっかりする人も、多い。 少し不正確かもしれないけれど、その係の人が 「ランドマークタワーから雲を見下ろす体験ができるのは、雨の日にここに登ってこられた皆様だけです」 といった趣旨の話をしてくれたのだとか。 雨の日に登った体験が、そのおかげで途端に特別なものに感じたんだ、といったトーンでその話は締め括られていた覚えがある。 雨の日を「ハレ」の日にできる、そんな魔法を秘めている。 そして多分、この長靴とレインコートも同じよ...

「妻子持ちエンジニアとしての休日の過ごし方」を読んで

Slow Warm Boot 最近ようやく、少しずつ、自分のライフステージについて受け入れられるようになってきた。 何かで見た四象限。自分、家族、友人、他人。元来、自分に対する比率が高く、家族に対する比率は低かった。子供が生まれた後でさえも。 正確には、徐々に家族からの人手不足を求められ、結果として家族に時間を割くことが増えていってはいたものの、目標値と実測値に差異があって、結果として自分のやりたいことをやれていない感覚がつきまとって離れなかった。 わかっていたことでも突き付けられると再理解できることはある。 付き合いの長い先輩に相談をしたときに得られた回答はマインドを変えるきっかけの一つになった。 結論いえば、自分のやりたいこと、時間を含めてどこまで自分の能力を捧げるかで決めたほうがいいです。 やらねばならぬで耐え方を考えてがんばって、自己満足に陥ると、やりたいこと、自分のためにやるべきことが思考から外れがちではないでしょうか。 仕事にやりたいことが大量に転がっていて、それはチャンスではありますが、以前の話したCovyの7つの習慣の仕事以外、「家庭」「健康」「財産」「教養」「趣味」とも比べて、どこまで捧げるかを決めればいいかと思います。 責務を持ちながら手を抜くはNGですが、できもしない量を引き取ってできないのであれば、結果的には手を抜いたのと同じです。 そして、続けてもらった次の言葉が多分、自分には刺さったのだと思う。 「押し込もう」とする方を支えてあげたいと思うであれば、受け取ってあげればいいし、押し込まれる仕事がやりたくなければ"砂をかけない"ような理由で断るものよいでしょう。 それ以外にも下地の準備はもちろんあって、例えばnoteで公開されていた次の記事もそうだった。 妻子持ちエンジニアとしての休日の過ごし方|Keisuke69|note https://note.com/keisuke69/n/n2b5c9e25cd09 自分自身でこのテーマについて考える時間を持っていたこともあって、結果として気持ちをようやく現状に追い付かせることができつつある。 Planned Happen Stanceとも少し違うけれど、変化を起こすと言うよりも、変化を受容...