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個人タスク管理をTrelloからTodoistに切り替えた

この記事の前提となっている話はこちら。

Trelloで個人タスクを管理し始めてから1か月経つか経たないかのうちにTodoistに移行したのでその記録を残す。


Trelloでのタスク管理の成熟

Trelloでタスク管理をして1か月が過ぎた頃の話。
順調にTrelloを使いこなし、ちょっと不便だなと思いつつも運用でカバーしながら楽しく過ごしていた。

ちなみにちょっと不便と思っていたところとその対処は次の内容:

Case1:Card Repeaterで指定のタイミングごとにCardのコピーをさせると、その当日にならないとタスクボリュームが読めず困った
対処:1. 実際にリピートしたい日の前日に、「明日やること」というリストにコピーさせる、2.「明日やること」にあるものを当日の12:03に、「今日やること」というリストに全て移動させた。時間がぴったりではないのは、何度か動かしている中で、1-2分ほど実行されるまでにラグがあり指定時間より早いor遅い時間に実行されることがあったため

Case2:Card Repeaterで明日やること、として指定したものの、Repeatしているカードに自動で期限がセットされるわけではないので、Calendar Viewで見たときには期限がなくCalendarで見れなかった
対処:1. 単に「明日やること」に移動された(Added)ではなく、「明日やること」に作られたら(Created)期限を明日にする、にした。具体的なButlerの設定結果もついでに貼っておく。

when a card is created in list "明日やること", set due tomorrow 

といった感じで、これって一種のビジュアルプログラミングなのかな、とぼんやり感じながら、Trelloの画面をポチポチとしていた。


Trelloでの回数制限と移行

そしてTrelloでのタスク管理に慣れてきていたある日の日付が変わった頃にTrelloを見ると見慣れない警告と、「明日やること」にあるべきタスクのチケットがない状態に気がつく。
理由を調べていくと、どうやら、PersonalのBoardを使っていたところ、コマンド呼び出しの回数の上限に達したことがわかった。

この呼び出し回数というのは、例えば、Card Repeaterの機能で繰り返しのカードをコピーするたびに1つ消費され、また、先ほどのように12:03になったら移動、という移動の実行でも1つ消費されるもの。
自分の場合、繰り返しに登録しているカードは使いながら増えていき、その当時30近く、そして1週間では80-100くらいの消費っぷりだった様子。(=毎日繰り返しのカードが1つあったら1週間で7つ消費、週3回のものだったら3つ消費、などの合計が80-100くらい)

そして改めて課金体系を見て、必要な課金額もさることながら、無課金個人なら月に50、課金チームなら1,000+チーム人数*200との記述に、自分の消費度合い(=このままいけば月に400-500程度)がかなり大きいことに気がつき、Trelloが目指している使われ方にマッチしていないのではないかと思い始めた。

ということで、とりあえずTrelloはそのままに何年も昔に使っていたTodoistを改めて使ってみたところ、今の自分にフィットするのはこちらだということが明らかになり、移行を決意、あっさりとそれを完了させることができた。


アプリの思想と課金や制限

ここで改めてTodoistとTrelloの、それぞれの無料でできることや課金した場合におけるリミットの指定などを整理してみた。


まとめの観点は自分に必要だったものを中心にしているので恣意的だけれど、どこが無償でどこが有償かなどを見ていると、思想がなんとなく見えてくる気がする。
Todoistはファイル添付やコメント、ラベル付けが有償で、使っている感じからしても、あるタスクの状態遷移の管理には適していないように思う。
それよりも、やり始めてから完了までのリードタイムが比較的短いような単位でタスクを切って、どんどんタスクを完了させていくことが念頭に置かれているんじゃないかと感じている。
この辺りは、背後にGetting Things Done(GTD)の思想を感じる部分が多く、また、まさにそれこそ今回自分がやりたかったことなんだろうと思う。

他方で、Trelloはタスクを書いたカードをどんどんと状態を示すリストの間で移動させながら、進捗をカードに書き込んでいくような使われ方を念頭に置いているように感じている。添付ファイルをつけたりコメントをしたりしながらカードをDoneに持っていく、そして外部連携可能なアプリの数もTodoistの比ではないので、なんとなく、チームでタスクを完了させるためのポータルサイトというかプラットフォームというか、そういう思想を感じる。

どちらのツールでもできる機能は幅があるから、やろうとすればできることはたくさんあるけれど、使ってほしいという思想に沿えばより使いやすいのだなと感じている。今回の件もどちらが優れているというよりも、自分のやりたいことに、明らかにTodoistの方がフィットしていた、というだけなんだろうな。

これで当面は落ち着きそう。
余談だけど、Todoistで今日やることを見て、次のサービスに登録してポモドーロでタスクを進める、みたいな流れで最近は回している。
完了時にやったことを入れるとそれに応じてスキルとかが付されていくのが地味に面白い。