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『エンジニアのための時間管理術』を読んだ後のタスク管理とTrello

最近『エンジニアのための時間管理術』を読んだ。いろいろな影響で自分がいっぱいいっぱいになってることに気づいて、もうそろそろこの詰まった感じがどこかに影響を与えてしまうと感じたから。

この書籍は少し古い(原著は2003年)けれど、まだまだ今でも使えるアイデアが豊富だった。書籍が謳う6つテーマだけ先に出しておく。

1. タイムマネジメントに関するものをすべて 1 か所にまとめる。
2. 今取り組んでいることに頭を使い、それ以外のことには外部ストレージを使用する。
3. 定期的に行うことに対しては日課(ルーチン)を定める。
4. 習慣やモットーを身につけることにより、事前に決断を下す。
5. プロジェクトタイムでは集中力を維持する。
6. これらのツールを仕事以外の時間にも応用し、日常生活を改善する。

ということで、これを実践するべくTrelloのボードを使い始めていて、そういえばこういう実例って意外とネットに転がっていないなと思い、公開してみることにした。(一部プロジェクト固有の情報や個人名、あるいはぼく自身を特定しうる情報は黒塗りにしました)



まず、カラム(リスト)は次の7つにしている。
* 今日やること
* 明日やること
* プロジェクト1
* プロジェクト2
* その他のプロジェクト
* 長期目標
* 繰り返し項目

ここには、会社関連のタスクも個人的なものも入っている。そして主要なミーティングもタスクも全て入っている。
(=1. タイムマネジメントに関するものは、と6. これらのツールを仕事以外の時間にも応用)


今日やること、明日やることのあたりは優先順位の兼ね合いで後から足した。主要な業務領域ごとにカードを溜めるスペース(パーキングロット)を作って、今のところは期限が近づいている内容を元に今日やること、明日やることに移して作業し始めている。
また、長期目標の設定も大事さに解かれていたのでひとまず思いついたものを書いてみたけど、ここの運用はまだ検討の余地がありそう。
(=2. 今取り組んでいることに頭を使う)


繰り返し項目には、定例や勤怠管理、いつやってもいいけど定期的にやらないといけない雑務(デスクトップを綺麗にしたり、未精算費用を生産したり)を登録した。
TrelloのPower-Upsの一つにCard Repeaterという名前の、週次・月次・年次などで特定のカードを定期的にコピーして配置してくれる機能がある。
なので、該当の実施日の12:00AMになるとそれらのカードが、今日やることの先頭に来るようにした。
(=3. 定期的に行うことに対してはルーチンを定める、と4. 習慣やモットーを身につける)


あとは、出社後にすぐメールチャックに時間を使わないとか、タスクの発生時に割り込み主導(到着順)ではなく、委任(より適切な人に頼む)、記録(後でやることとして書き残す)、実行(上のパターンがダメだった場合に直ちに実行する)を使い分けるとかをトライしようとしている。
(=5. プロジェクトタイムでは集中力を維持する)


始めてまもないけれど、既に気になっているのが
* 今の方法では期限では管理できるけれどいつまでに取り組み始めた方が良い、という部分が見えづらく、優先度も期限駆動になっていて不明瞭
* 繰り返し項目が当日にチケットが作られているため、今週は何があるかな、といった具合で俯瞰しようとしたときにタスクや打ち合わせの存在を把握しづらい
* 1つ1つのタスクがどれくらいの重さかがわからないのでその日に終わらせられるのかどうかがわからない

また原則期限を入力しているが、期限にチェックを加えないとボード上、ずっと警告的な色で期限が表示されてしまうことにも気づいた。
そこで、これについては特定のラベルが付けられたら(数字ボタンを押せば付けられるのでかなり手軽)、期限を完了にする、というButlerは設定した。具体的には下記のように書かれている状態。Doneはラベルにつけた名前。

when the green "Done" label is added to a card by anyone, mark the due date as complete

1週間回してみると色々と見えてくるものがあるかもしれない。
こんなPower-Upsがおすすめ、などあればコメントか何かで教えていただけると嬉しいです。気が向けばその後をまた更新します。