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PROGRITをやろうとして、そして諦めた話

英語に課題を感じてる。ここ半年近く、日常的に英語で仕事をする日が週の半分を占めるようになっているので、その中で嫌でも自分の課題というか、微妙なところが目につく。

- この言い回し、くどいな?伝わるのか?誤った意図で伝わっていないか?
- 言いたいことはあるんだが、うまく言葉にならなくてダラダラと喋ってしまっている
- なんて言ったんだか全然聞き取れないし、言い直してもらっても状況が変わらない

みたいな悩みがあった。
一応、事前に会話内容がクリアに描けているものについてはさらさらと話せるくらいではあるし、Japanese Englishであれば大抵は聞き取れるし、誰かが困っていてきっとこう言いたいんだろうなというのがわかると助け舟を出す、くらいのことはできる。
でも、より高いエンゲージメントを実現したいと思うとこれではまだ不満。

というわけで、何かちょうどいいサービスはないだろうかと思っていたところに、会社からPROGRITの案内を受けた。
話を聞いたり、巷のブログで調べたりしたところ、内容的には結構良さそうだった。
ブログで拾ったのはこんな内容。

プログリットでのリスニング:
- 音声知覚:英語の音声を聞いてどのような単語なのか知覚・認識するステップ
- 意味理解:知覚した単語が、文章の内容としてどのような意味なのかを理解するステップ
音声知覚ができて初めて意味理解に入れる。

シャドーイング:
- プロソディシャドーイング:音を拾って発音することだけに集中するシャードイング
- コンテンツシャドーイング:意味理解をして内容をイメージしながら行うシャドーイング(プロソディシャドーイングよりも格段に難しい)

使用する教材はTED動画。e.g. Grit: The power of passion and perseverance, Try something new for 30 days, The surprising habits of original thinkers, How the blockchain will radically transform the economy

進め方(1日の分量)の例:
- 音声を聞いて内容理解(1回)
- オーバーラッピング(5回)
- シャドーイング(50回)


いざカウンセリングを受けてみると、
- 音を聞けるようになる
- 聞いたところから意味を拾えるようになる
- それに対する応答を概念として持つことができるようになる
- 文章にできる
- 音声にできる
- 上記を実現するための知識としてのデータベース

といった英語で会話する際の構成についてカウンセリングでは説明をしてもらえて、ブログ等の下調べと相違はなさそう。(下調べした内容ではカバーされてない範囲もあったから聞けてよかった)
簡単なテストも実施した上で、あなたの弱いのはきっとここだから、伸ばすためにこんなのしたいと思っています、と言った話までしてくれるので面白いし納得感がある。

内容に納得したので3か月60万円弱に、ちょっと高いなと思いながらも、手続きを進めて、事前学習教材を受け取った。
が、ここでこれをやってみて、あ、だめだこれは、と気づいたので、やむなくやめるに至った。

事前学習でやるように言われたのは
- スピーキングで音声にできるようにするための部分を強化するための瞬間英作文の書籍を使った練習(1日80-120文)
- データベース部分を強化するための金のフレーズの書籍を使った練習(1日50-100単語)
の2種。

これ、真剣にやると1-2時間程度かかる。
結果、業務負荷が高まったときにはやれない日が2日続いて、あ、だめだ、と思った。

基本的に、業務負荷がどうだろうと、生活の中に組み込んで学習を継続して、コンサルに報告してフィードバックしていくような仕組みだから、そもそもそこが成立しないとお金を払っても価値が全くない。
その上、自分がなぜこれをやるのか、やった結果の明確なゴールは何か、と聞かれて言葉に詰まってしまう自分にも気づき、あーこれはまだ自分の中での優先度が低かったか、と気付かされた。

というわけで、やむなく実際のプログラムが始まる前に解約。15,000円の請求。事務手続きやカウンセリングの手間とか考えればまあ妥当な感じ。
面白そうだったからやってみたかったけど、本気度が高くないと、生活に負荷がかかってしんど苦なる一方で金を払ったのに成果が得られない、という残念なことになりそうなので見送りの判断は自分的には妥当だと思っている。

また必要性が高まったと思ったところで出直し。
んー、これうまく使えている人は凄いなあ。