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Quarkus周りのRHLS研修

Learning Subscriptionで探していると4つほどQuarkus周りのビデオが公開されていた。

とても短いものだったのだけど、それぞれ知らない内容として得るところがあったのでメモ。

Native Supersonic Subatomic Applications with Quarkus

https://rol.redhat.com/rol/app/seminar/exps103-1

他の3つに比してこれのみCaptionが有効。Quarkusとは、と言ったような話。
Quarkusそのものはそれ自体で速いのだけど、Nativeイメージは例として出した最小限のサンプルの場合同じQuarkusで作ったJVMのイメージに比して、メモリ使用量1/10、起動時間は1/50というのを実演していた。

GraalVMあたりが色々面倒で不明確な点が自分には多く感じたのであまり触らないでいたけれど、そろそろいい頃合いかもしれない。

あと、いつもはよくORMにHibernateを使うのだけど、デモの中で見ていたPanacheはかなり良さそうだった。
多分Hibernateと組み合わせで使用して、Panacheの機能によってORMのエンティティがfind()のような機能を持ち、そこでクエリをかけるようなイメージ。
抽象化して便利にしてくれる機能は、具体的に何をどうして裏で何が起きてるのか、がわからないとあまり使いたくないというちょっと保守的な気持ちがあるのだけど、これは使ってみてもいいと思った。


Native Quarkus Images with S2I

https://rol.redhat.com/rol/app/seminar/exps207-1

S2Iを使ってQuarkusのNativeイメージを作れるというデモ。
一応使おうとすればS2IはOpenShiftの文脈に限らず使えるし、Dockerfileを吐かせることもできるからこれを何らかのベースに使うといいのかもしれないとはちょっと思った。
デモ内で使われているイメージはQuay.ioで公開されている。関係ないけど、xxx.ioって類のツールとか度々あって、エディター、チャット、メールとかで勝手にリンク作られるの迷惑だからあまり好きなネーミングではないな......

あと、デモ内でHyperというターミナルを使っていた。ちょっと色々やりすぎな感じで見づらいとは思ったけど、あるコマンドを打ったとき、そのコマンドの実行結果はどこからどこまでなのか、がわかりやすい点はよかった。
検証とかで色々とコマンドを打ち続けていくとぱっと見でわからなくなってくるので、あの機能はほしい、が、それだけのためにターミナルを変えるのはどうなのだろうと、ちょっと抵抗がありまだトライには至っていない。

とりあえずPS1の値を変更してお茶を濁す、例えばこんな感じでとりあえずデフォルトを変更することはできる......

PS1='\[\033[01;32m\]\h:\W \u\[\033[00m\]\$


Creating a Microservice using the Quarkus Framework

https://rol.redhat.com/rol/app/seminar/exps208-1

これは雑音が気になる動画だった。ヘッドフォンで音を聞いていたから余計な音がすごく不快に感じられたな。レコーディングって難しいね。
S2Iのやつでは触れていなかったローカルでnative buildするためのやつを紹介していて、そういえばもうGraalVMもバージョン上がって当たり前にJava11サポートしてるんだなって気づいた。触り出した頃が早すぎたみたいで当時はJava8までのサポートという感じだったので早々に使うのをやめてしまっていたな。

コミュニティエディションの最新版はこちらから。


Automatic Red Hat OpenShift Container Platform Cluster Config Using Quarkus and AP4K

https://rol.redhat.com/rol/app/seminar/exps154-1

これは自分の理解力の問題なのか、あんまり何がしたかったのかわからない部分もあったけれど、Quarkus内にAP4Kというライブラリによってサポートされるアノテーションをつけることで、OpenShiftやKubernetesにデプロイするときに使用するポートだとかなんらかデプロイの指定とかができるような感じに見えた。

Mavenで同じようなことをしてくれるプラグインがあった気がしたので、通常はそちらの方がより良い選択肢になるかとは思ったけど、アプリと環境を密にしたいシチュエーションでは活躍しそう。