Windows Server 2019をクラウド上で使っていて、突然リモートデスクトップが接続できなくなることが3連続で発生した。
1, 2度目は急いでいたこともあり、サポートからの回答を待たずにOS Reloadにて対応した。メインのディスクをリロード時に保持しておくオプションを使えば、リロード後もインストール済みのミドルウェアなどは問題なく動いていた。
とはいえ、あまりに現象としては気持ち悪いのでサポートへの問い合わせは2度目, 3度目でそれぞれ実施した。
結論としては、XenToolsの自動更新時にIP Addressがなくなってしまう事象が既にKnown Issueとして上がっているらしく、その自動更新を止めるのが最善手として案内されている。
2度目のときには日本のサポートの方が対応してくれたみたいで、次のQiitaの記事を紹介してもらった。また、そのサポートの方曰く、Windows Server 2019のPublicのNetwork I/Fを有効にしている場合に起きる、とのこと。
XenToolsの自動更新を停止する方法 https://qiita.com/testnin2/items/79af53cfd8e3d1ce2ae2
3度目のときは別の方だったけれど、やはりQiitaの記事内にあるものと同様の内容を紹介してもらった。
Disabling the Management Agent Updates https://support.citrix.com/article/CTX222494
要するに、Admin権限で次のコマンドを実行してね、ということらしい。
reg ADD HKLM\SOFTWARE\Citrix\XenTools /t REG_DWORD /v DisableAutoUpdate /d 1
Value DisableAutoUpdate exists, overwrite(Yes/No)? Yes
The operation completed successfully.
その後、次のコマンドで実施結果が反映されているか確認できる。
reg query HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\XenTools
Qiitaの方だともう少し丁寧で、スケジューラーの方の話にも触れてくれている。
下記で無効化できる。
schtasks /change /TN "Citrix Management Agent Auto-Updater" /Disable
SUCCESS: The parameters of scheduled task "Citrix Management Agent Auto-Updater" have been changed.
そして同様に下記で無効となった結果を確認できる。
schtasks /query /TN "Citrix Management Agent Auto-Updater"
ついついIBM CloudがなんらかPoorな設定をしてしまっているのかなと思う節もあるのだけど、とりあえずXenToolsのせいだしIBM側も手をこまねいているのだと理解した。
にしても、自動更新は何らかの目的で実施するのだろうから、この対処方法って本質的ではない気がするんだけど、どうだろう。